映画『美と芸術の上海アニメーション Aプロ』2010年05月02日 11:05

上海万博開幕記念ってわけではないですが、上海アニメーション映画を見てきました。

短編~中編のアニメなんですが、ほとんどがお堅い内容で、娯楽性を期待すると、かなり損した気分になります。

あと、中国共産党やイギリスを暗に批判したものを期待してもいけません。


プログラムはA・B・C の3つあり、Aプログラムは
「おたまじゃくしが母さんを探す」
「三人の和尚」
「鴫(しぎ)と烏貝」
「火童」
「鹿を救った少年」
の5本です。

「おたまじゃくしが母さんを探す」
水墨画風の絵が動くという、どうやってんだコレ?と思える作品。
タイトル通り、おたまじゃくしが母親を探して、池の中っぽいところを探索するお話。
途中で、見つけたそれっぽい生き物に「母さん、母さん」と呼びかけては、「違う違う」と言われてしまいながら、母親を探します。
弱肉強食なんて、これっぽっちも無い、平和な話。

「三人の和尚」
他の作品にはあまりない、ユーモアのある話です。
がけっぷちにあるお寺に、ある和尚がやってきます。
そこには問題が一つ、崖の下まで水を汲みにいかなくてはならないのです。
でも一人であれば、そういうもんかと思って水を汲みに行きます。
そこへもう一人の和尚がやってきました。
二人になったら、水汲みが楽になるかと思いきや、二人ともいかに楽をしようかと考えはじめます。
二人が平等に水汲みする方法を考えたときに、もう一人の和尚がやってきます。
こいつが困りもので、水を汲んできたら、疲れてしまって、その水を全部飲み干してしまうのです。
お互いに自分では水を汲みに行こうとしなくなってしまったところへ、ある事故が起こるのです。

「鴫(しぎ)と烏貝」
これまた、水墨画風の作品。
水彩独特の淡い滲んだ色は、コントロールしがたいので、同じような絵が何枚も必要なアニメには向かないんだが、どうやってるんだ?
中国の贋作化が大量導入されたのか?それとも、模倣文化のある国なので、それぐらい朝飯前なのか。非常に気になる。

鳥貝ってのが、なんなのか分かりませんが、絵で見る限りでっかい二枚貝です。
その鳥貝に興味をもった鴫がどうにかして、鳥貝の口を開かせて、中身を食ってやろうとします。
そして、それを見ていた漁師が文字通り漁夫の利を得ようとします。

何も喋らない鴫と鳥貝の動きがユーモラスで、なかなかいい作品です。

「火童」
ある昔話をアニメにしたものです。その元ネタは知りませんけどね。
ある村の火種が、妖怪?に盗まれてしまいます。
火種がなければ、火を起こすことができません。
そこで、村の若者というか子供が、火種を取り返しにいくというRPG的なストーリーです。しかも、昔、子供の父親が火種を取り返しにいったが、そのまま帰らぬ人となっていたのです。

このアニメ、言われなければ東アジアの作品とは思えません。
どっちかというと、西アジア的な雰囲気がしており、西アジアを知っている西洋人が作ったような絵をしています。
絵そのものが絵画的で、それだけで見ごたえがあります。
こういう絵が好きな人にはたまらないと思います。

「鹿を救った少年」
これまた水彩っぽい絵です。本当にこの手の絵が多いな、上海アニメ。
人里離れた森の奥で、年老いた両親と暮らす少年の話です。
親子というよりは、祖父・祖母と孫っていう感じです。

動物たちと共に日々平和に暮らしている少年の近くへ、狩猟隊がやってきます。
狩猟隊は鹿の群れを見つけると、矢で射抜こうとします。
そこで、少年がとった行動は・・・

上海っていうと、ほとんど自然など残されていない人工都市というイメージがあるのだが、自然関連の話が多いな。
昔は、自然があったのであろうか?

映画『美と芸術の上海アニメーション Bプロ』2010年05月02日 11:46

続いてBプログラム。
Aプロと共に、先日の映画の日に見たんだが、驚くほど客の入りは少なかったです。
これで、映画の日じゃなかったらどうなるんだ?
そんな心配はおいといて、Bプロ「ナーザの大暴れ」「猿と満月」「鹿鈴(ろくれい)」の3本立てです。

「ナーザの大暴れ」
1時間近くあったんじゃないかってぐらいの作品です。
ある地方を治める役人へ、待望の子供が生まれます。
しかも、卵で。。。
災いの前兆と思った役人は、卵を刀で切ってしまいます。
すると、そこから桃太郎が・・・産まれません。桃太郎ではありませんが、普通の赤ん坊よりも小さな子供が卵から出てきました。
しかも、いきなり立って歩きます。
子供の誕生を知った仙人がやってきて、ナーザと名づけて、怪しげな丸薬を投与して、ドーピングを施した上に、金輪と羽衣という子供が持つにはふさわしくない仙人用の武器を与えてしまいます。
ドーピングの効果もあって、普通の子供のサイズになったナーザは、金輪と羽衣という武器を使い、役人の子という不可視の権力を使い、悪行三昧に明け暮れた。などということはありません。
近くの海に住む竜王が、人間の子供が食べたいからと、部下にさらわせるのを邪魔したり、竜王の息子をやっつけたり、さらには竜王に正義の鉄槌を食らわせたりします。
しかし、竜王は仲間を呼んで、ナーザに復讐しようとします。
暴力が暴力を呼ぶ、負の連鎖はいったい、いつ止まるのでしょうか?
正直なところ、話が長くて疲れました。

「猿と満月」
猿の集団が、空に浮かぶ満月を食べ物だと思って、協力して満月を採取する話です。
小学校の頃に、猿が池で溺れている満月を助けるって話を習いましたが、あれをいじきたなくした内容です。
と思ってたら、この作品でも池に映った月を取ろうとしてるし。
こっちの方が、小学生で習った話の元ネタの気がします。食い物に執着するよりは、助けてあげようって方が情操教育に向いてるという理由で、変更させられたのではないでしょうか?

「鹿鈴(ろくれい)」
鷹に襲われて傷つき両親からはぐれた子鹿と、その子鹿を介抱した少女の話です。
最初は、少女になつかなかった子鹿ですが、しばらくすると、お互いに親愛の情で結ばれるようになります。
やがて、子鹿が少女の仕事を手伝ったり、お使いに行ったりするようになります。
しかし、そんな幸せな時間は長くは続きませんでした。少女と子鹿の前へ、子鹿の両親が現れるのです。
泣く泣く別れを告げる子鹿の首へ、少女は子鹿を呼ぶときに使っていた、鈴をかけてやります。

チューブレスホイールへのチューブドタイヤ装着2010年05月02日 12:21

チューブレスホイールにチューブドタイヤって装着できないのでは?
と疑っていたんですが、出来るということが分かりました。

チューブレスホイールは、リムの中心に溝があります。
(参照:http://www.irc-tire.com/bc/others/tl.html
この溝がやっかいなヤツでして、溝のタイヤのビードがはまって出てこない場合があるのです。
タイヤの全周・左右がその状態ならよいのですが、左右でばらばらだわ、一部だけ中央の溝に落ちていたりすると、タイヤがウニョウニョして走れたもんじゃありません。

じゃあ、空気をパンパンに入れてみたらどうかと思って、思いっきり入れたんですが、ダメでした。

やはり、チューブレスホイールにチューブドタイヤは装着できないのかと諦めかけていたんですが、チューブレスタイヤを装着するときは、石鹸水か薄めた中性洗剤をリムの内側にかけるという点に着目。
チューブドタイヤだから、この作業は関係ないやと思っていたんですが、ひょっとして関係あるかも。

そう思って、中性洗剤を薄めて、リムにかけてタイヤとチューブをはめて、空気を入れると、パン!という気持ちイイ音と共に、タイヤのビードが中央の溝から外れて、正しい位置へとはまりました。
それでも中央に残っている場合は、手でしごくようにすると、ちゃんとはまりました。
中性洗剤恐るべし。
しかし、困ったことに、これだと外出するときに中性洗剤が必要になります。なんとかならんもんか。

ちなみに、ビードが合うときのパンという音は、破裂音に近く、慣れないと結構びっくりします。



検索していると、タイヤレバーを使わずにタイヤをはめることが出来ないっていう人を見かけます。
私はチューブレスタイヤはやったことありませんが、チューブドタイヤなら素手ではめられるので、私なりのコツを書いておきます。

一般的には、バルブの反対側から、左右均等にタイヤをはめていき、最後にバルブ付近をはめることになっています。
はめられないのは、最後の15センチぐらいだと思います。
実は、そうなると私もきつい。強引に握力と腕力でできなくもないですが、それはコツなんてものじゃありません。

私なりのコツは、最後の15センチにする前にあります。
残り25センチぐらいでやや余裕がある状態で、25センチを一気に全部はめるようにします。気持ちはバルブ付近(中心)をはめるような感じです。バルブ付近がはまれば、後はほぼ勝手にはまってくれます。

タイヤは歪ませないと入りません。残り15センチで26インチの歪みを集中させるからキツイのであって、25センチにすれば負荷が分散されて楽になるだろうという考え方です。
(これまでの15センチだとか25センチは、あくまで目安です。タイヤによって当然変わってきます)

これでもダメなら、腕力&握力勝負になります。
ビードを親指で押し上げるようにしたり、タイヤのサイドをねじりあげるようにして、少しずつ押し込んでいきます。
これをやると、1時間ぐらいは親指がシビシビするんで、あんまりやりたくはありません。

再び試走2010年05月02日 18:47

チューブレスホイールにチューブドタイヤがはまらない問題が解決したので、のんびりと近所に買い物がてら出かけてみました。

前も感じたとおり、足を止めても恐ろしく前に進み続けます。
そして、気のせいではなく、ペダルが軽い。ギヤが1段軽くなったという表現をされている方がいましたが、私の感覚では、5キロぐらいダイエットしたような感じです。
正直言って、「ズルイ」です。
まあ、その分、金がかかりますが。。。

私の買ったホイールだと、中古で3.5万~6万ってところです。
なので、1万円のママチャリに慣れていると、とても安い買い物とは言えません。
逆に、高級自転車のパーツに慣れていると、ホイールでその値段は普通といえます。

ともかく、金の力は偉大です。


今回ホイール以外にも、チェーンを新品に変えて、油汚れが詰まっていたプーリーを洗浄して、タイヤもマキシスのデトネーター1.5インチから、ホイールを買ったときにもらったパナレーサーの1.25インチへと交換しており、単純にホイールの効果だけとは言えないし、思い込みもあるでしょう。
しかし、それらを加味しても、軽快になりました。

ただし、パナレーサーはデトネーターに比べると、ゴム厚が薄いので、歩道の段差や、路肩をガンガン走るには気がひけます。
ロードレーサーがストレスを感じるような場所を、かっ飛ばしていくのがスリックMTBの醍醐味なので、そのうち、デトネーターに戻すかもしれません。


ともあれ、これで前のホイールは完全に用済みとなったので、フレ取りの実験台にでもなってもらおうかと画策しています。
あとは、ハブの分解用献体にしてやろう。
ハブの分解方法を調べたら、ハブスパナが必要だとか。そんなもの持ってないぞ。また工具を買わにゃいかんのか。
それ以前に邪魔で仕方ないんで、ヤフオクにジャンクとして出品するかもしれん。

本『オカルトゼネコン 富田林組』2010年05月03日 23:31

作者:蒲原 次郎
出版社:株式会社産業編集センター

富田林というと、大阪にある富田林市を想像します。
そこら辺は気性が激しい土地柄という噂があったのですが、作者はその富田林をイメージしていたのでしょうか?

そんなことはどうでもよくて、本書は就職難のご時勢に、大手ゼネコン会社の富田林組に入社した田中青年の成長物語のハズです。

幼卒以下かもとまで言われるバカ大学を卒業した田中は、なぜか受かるはずのない富田林組へと就職します。

意気揚々と迎えた入社式の日、なぜか田中は一人だけ別の場所へ連れていかれます。
しかも、ビルの地下。
なぜか人目につかないようにカモフラージュされた部屋に連行、もとい案内されると、そこには喋る大仏が!!
いやいや大仏じゃなくて、大仏と見まごう如きの立派なパンチパーマの人間であった。
その他にも、京本正樹と同じ髪型の「ホスト」と呼ばれる人や、「軍曹」「オタク」などと呼ばれる人のいる、やたらと濃い職場であった。
ちなみに、大仏は通称「ボス」。

入社の挨拶として、巨大な杯に日本酒をなみなみと注がれて飲まされたり、室内には「鬼頭組」と書かれた提灯があったり、どこか普通の部署ではありません。

それもそのはず、田中の配属された鬼頭組は、表に出てはいけない部署なのです。

次第に明かされる、鬼頭組のナゾの仕事。自衛業の方とのお付き合いやら、呪術システム管理など。
さらに、鬼頭組の恐るべし政治的影響力。

そんな中、新入社員田中は、無事に企業戦士としてやっていけるのでしょうか?


かなり、ぶっとんだ内容です。
似ている本として思いつくのが「大久保町の決闘」です。
ハチャメチャなところはそっくりだし、主人公がキレイな女性に弱く、そして妄想癖の持ち主で、成り行きでとんでもないことに巻き込まれます。
さらに、本書の主人公は田中で、「大久保町の決闘」の作者も田中。

ただし、話が練られているかどうかを考えると、「大久保町の決闘」に軍配が上がります。

プロローグで入社3年目の田中が、入社式からを振り返る形式で本編に入るのですが、作中では3年分の時間は経過していません。
鬼頭組にいる「先生」は、なにか特技を隠し持っているのかと思ったら、そういうわけでもない。
その辺り、今ひとつツメが甘く、勢いで書いちゃったのかなと感じてしまいます。

あと、会話そのもので笑わせてくれると、良かったんだけどな~。

とは言っても、そんな些細なことで、本書のユニークさが失われるかというと、そんなことはありません。
細かいことは気にせずに、一気に読んでくれということなんでしょう。