本『「へんな会社」のつくり方』2006年12月01日 23:24

著者:近藤 淳也
出版社:株式会社翔泳社

「はてな」というネットサービス会社の社長さんが、自分たちの会社はこういうことをやっているんだよ、というのを紹介した本です。

文字が大きくて、1日で読み終わってしまいました。

肝心の内容ですが、目からウロコ的なものが書かれています。
立って会議したり、会議の内容をWebで音声データとして公開したり、ペアプログラミングといって二人で一つのプログラムをコーディングしたり、なかなか面白そうです。

しかし、そういった手法は全て小手先のものであり、最も大事でかつ見過ごされがちなのが、自分達や社会で通用していることに対して疑問を持つことが出来るかどうかです。

この本で紹介された事を他の企業が採用・実践したとしても、それをルールとして固定化しがちです。
例えば先の立って会議なんか採用すると、立って会議すると効率が良くなるらしいんで、会議は立ってやる事!!なんて指令が下るわけです。
そこには、なぜ立って会議をやると効率が良いか、座ってやる会議との違いは何か、という視点が抜けてしまいがちです。
本当に会議参加者全員に会議の目的と進め方が徹底しているなら、別に座ってやってもいいわけです。
それを、なんでもかんでも立って会議するんだ!ってことになると、「はてな」のやっている事を表面上だけ真似て、最も重要な疑問に思う精神が欠落したダメな例が増えるわけです。


N村も30年以上も人間なんてものを経験しているんで、社会からは変わったヤツとは言われても、非常識なりの固定観念に縛られています。
なんで、「はてな」のような会社ばかりになると、社会人として生き辛くなる事でしょう。

でも、こんな会社が増えてくれた方が、世の中が面白くなる気がします。

JR・SUICAの障害対応2006年12月01日 23:57

12/1の0時ごろに、JR東日本の首都圏184駅において、Suicaで自動改札が通れなくなるトラブルが発生した。

恐るべしは、プログラムを4時38分に修正完了して、5時10分に全ての駅で復旧させた早さである。

普通に考えると、開発担当者は自宅で寝てるはずなんで、そいつを叩き起こして、タクシーでも何でも使って修正作業のできる場所に移動させて、調査修正して、さらに修正後に動作確認して、それをリリースする。

そいつを5時間以内にやるってのは、並大抵なことではないぞ。
小規模なシステムならいざ知らず、JRの改札に関係するような大規模システムなら、関連しそうな人間はいっぱいいるだろうし、開発担当者からリリースにGOをかける人間も何人もいるんで、そいつらに問題点や修正方法の説明をせにゃならん。
それを、その短時間でやるのは、マジに感心します。



ただし、別な視点で見ると気になる点があります。
Suicaカードのうち何種類か(私は持ってないんで何が違うか不明)は、6ヶ月以上使っていないものを、久々に使うと自動改札の扉が閉じてサーバに不正カードかどうか問い合わせを行うらしい。
今回は、それが12/1で誤動作したと推測しているとのことだ。

お分かりでしょうか、『推測』しているって事は、本当の原因はつかめておらず、今回は始発が動くのに合わせて場当たり的な対処をしたと考えられます。
あくまで想像ですが、どっかにあるサーバに修正を加えて、6ヶ月以上使っていないかのチェックが自動改札から通知されたら、ノーチェックでOKを返すようにしている可能性があります。

修正完了後32分で問題の発生した184駅全てに修正したプログラムをリリースしたとは考えにくいです。
問題が起きなかった駅で今後発生する可能性や、プログラムに不慣れな現場での作業ミスを考えると、184駅全てにリリースするのは現実的ではありません。
全駅への一括リリースする仕組みが採用されている可能性もあるのですが、原因が推測段階であることも加味して、どっかのサーバで仮処理をした可能性があります。

サーバでのチェックを外したのであれば、今なら偽造Suicaが使えるかもしれません。
使うことは当然推奨しませんけどね。
そういう見方もある(される)って事を知っておくと何かの役に立つかもしれません。

休日出勤してバグ調査2006年12月02日 22:51

昨日発生した問題調査のために、今日は休出してきました。

昨日のうちにヤバそうな箇所のあたりを付けておいたんですが、見事に外しました。
具体的には、問題発生時の通信ログを調査して、こういう順番で通知されるとダメなんじゃないの?というところに目星をつけます。
目星をつけたら再現テストといって、同じような状況を擬似環境でテストするわけです。

んで、テストした結果、問題が発生するのは発生したんだけど、N村が予想していたところとは、ちょっと違う部分で起きやがった!

再現方法さえ分かれば後は、なんとかなるんだけど、予想が外れたのがショックです。
まあ、いくらやっても再現しないよりいいけど。
目星が外れまくってときは、通信ログや操作ログに残っている状況を片っ端から試すんで、1回の再現テストに1日以上かかる時があるからな~。
しかも、それで再現しないときには、さすがにイヤになってくる。


でまあ、原因までは分かったんだけど、困ったのが報告書の書き方。
N村が見て「何じゃこのトンチンカンなロジックは?」と思うものを、報告書にそのまんま書くと、何でこんな作りをしてるの?って質問がくるのは目に見えてるしな~、いやいや、そんな質問をする気にすらなれないぐらいに、アタマん中に?が並ぶかもしれん。

こういうときは、ウソじゃないけど、かなり歪曲表現を使った日本語説明でなんとか誤魔化すしかない!!
思案しつつ書いてみたけど、うーん、納得してくれるだろうか?
まあ、なんとかなるか。

冬の午後2時2006年12月03日 14:23

冬の午後2時ぐらいは、寒さの中で温かさを感じられる大好きな時間帯です。

外に出て意味もなくボケーっとしながら、時おり目を閉じて歩いていると立派な怪しい人・・・・じゃなくって、お日様の光がチクチクと肌を刺激して、ほんわりとしてきます。

会社もその時間帯に「お散歩休憩」とか用意してくんないかな~、ムリだろうな~。

映画『ルナシー』2006年12月04日 00:32

チェコの人形アニメ作家、ヤンシュバンクマイエルの映画です。

正直言って、ワケ分からん。
好きな作家(監督)なんで、褒めちぎりたいところだが、いまいち面白くない。

精神病を治すために、患者を自由にさせるか、それとも、患者を暴力で拘束するかを問うた作品なんだけど、何が面白いのか理解不能な面が多い。
エロティックな場面が多いのも、イマイチ気に喰わない。

精神病を扱ってはいるんだが、話の主題がそこにないのが、N村の不満なんだろうな。

しかしまあ、この映画をよくヨーロッパで撮ったもんだと感心する。
というのも、最初の方に、磔にされたキリスト像にゴツイ釘を病的なまでに打ち付けていったり、その前で淫行にふけったりするシーンがあるのだ。
日本では対して問題にならないシーンだとは思うのだが、あちらの国々ではどうなんだろうか、問題があると思うのは偏見かな。

おそらく、この映画は、2回3回と見て映画全体をシュールな表現物だと見た方がいい気がする。
でも、2回も3回も見る気になれないってのが、問題だ。